MONSTER-中古本屋さん立ち読み日記-

MONSTERってどんな漫画?

ドイツのアイスラー記念病院に 勤めているDr.テンマ。彼はあるときその天才的な外科手術の腕で著名なオペラ歌手を救う。「さすがDr.テンマだ」「これで病院の名声も上がる」と周囲 に褒め称えられる中、Drテンマに詰め寄る婦人がいた。「ウチの人を返してよ!」そう詰め寄る婦人は先日救ったオペラ歌手と同時刻に病院に運ばれてきた男 性の奥さんだった。「ウチの人のほうが、あんなオペラ歌手なんかより早く運ばれたんだ!なのにどうして……」婦人の言葉に返す言葉が見つからないテンマ。 それまで自分の実力が、たとえ政治利用されていても気にしていなかったテンマだったが、その事件をきっかけに彼の中にある疑問が生まれる。「命は平等では なかったか?」。悩み苦しむテンマはフィアンセである恩師の娘に相談するが「あなたがしたことは正しいのよ。だって命は平等じゃないんだから」と言われ、 テンマの中で何かが崩れてしまう。そんな中アイスラー記念病院に再び二名の急患が運ばれてくる。先に運ばれてきたのは名も知らない少年、もう一人は政治力 をもったこの町の市長だった。どちらの命を救うか選択を迫られる中、テンマは自らの正義を押し通し、少年の命を救う決意をする。その少年が「モンスター」 であることも知らずに……

MONSTERのコミックを読んでみて

数々の名作を世に送り出している浦沢直樹さんの作品の中でも一番好きな作品です。

医者であるテンマが自分の信念は正しいと信じ、「命は平等であるべき」という意思のもとに救った少年が、実は凶悪な「殺人鬼」であった。
という、なんとも皮肉な展開で物語が始まります。
「果たして自分がしたことは正しい行いだったのか?」とテンマは自身に問い続けながら悩み苦しみますが、そんな彼をあざ笑うかのように次々に不可解な殺人 事件が起き、その全てに彼が救ったあの少年の存在が見え隠れし、テンマはやがて自分が救った少年を「殺す」という決意をします。
医者という「本来命を救う側の立場にある人間」であり、しかも「自らの正義を信じて救った命」を「自らの手で絶つ」という決断はどれだけの覚悟が要るのでしょうか?
物語を読み進めていくうちに、いつのまにか彼の葛藤に飲み込まれていき、自分だったら……と重ね合わせてしまいます。

特に印象的なシーンで頭に焼き付いているのが、物語の中盤でその少年(物語の中ではもう青年になっているのですが)を追い詰める場面で、そこで追い詰められた彼はまったく動じず、逆に「ちゃんと狙って撃て」とでも言わんばかりに「自らの額に指をさす」ところです。
「お前にできるのか?」「それは正しいことなのか?」ということを、長々とした説明なし、たった一枚の絵でその覚悟を問われるシーンです。
テンマが彼の問いにどう答えたのかは……是非読んでみてほしい!

そのほかにもさすが浦沢直樹さんといったところで、「命とは?」という主題のほかにも様々なキャラクターによるドラマを盛り込むことで、たくさんの副題を示して、物語を厚みのあるものにしてくれています。
この物語の中で浦沢さんの描くキャラクターは、並外れた才能を持つ人間というのはいるものの、誰一人完璧な人間はいません。
どんなキャラクターもひとりひとり、様々な葛藤を持っています。
その葛藤が人との関わりや個人の成長によって解決していくのは読んでいて楽しく、もちろん暗い部分もありますが、最終的には人間っていいなと思わせてくれます。
なにより、そうした小さな物語の一つ一つが、主人公であるテンマの成長を促したり、物語を読み進める上で重要なキーとなって、主題を盛り上げてくれているのがたまらないです。

もちろんテンマが命を救った少年にも主眼がおかれていて、どうして彼が凶悪な殺人鬼になったのか、「モンスター」はどうして生まれたのが次第に語られていきます。
「モンスター」の過去を追っていく中で上でテンマが最終的にどうするのか、最後まで目が離せなくなるでしょう。
時間を忘れて一気に読んでしまいたくなる、というより読んでしまう、そんな作品です。

デカスロン-中古本屋さん立ち読み日記-

デカスロンってどんな漫画?

日本ではマイナーな10種陸上競技、デカスロンを熱く描写した漫画です。

デカスロンのコミックを読んでみて

ヤングサンデーで23巻まで連載された作品。

このマンガでは、「陸上競技の楽しさ」を臨場感満点で味あわせてくれる。
また、バカな7ほど単純で、欲張りで、女性に弱い主人公、風見万吉が
このスポーツマンガをよりたのしませる。

主人公、風見万吉は新潟佐渡島に住む、風見牛乳屋の息子。
高校野球のピッチャーとして、失敗し落ちこむ中、10種陸上競技デカスロンに出会う。

オリンピック競技でもある陸上10種競技とは100m走、走り幅跳び、砲丸投げ、400m走、
110mハードル、円盤投げ、、棒高跳び、やり投げ、1500m走の10種目の陸上競技の得点合計を競う競技
と、過酷なもの。

10種競技、全く素人の主人公万吉が試合や科学的トレーニングを経て、
世界1にせまっていく。

このマンガは、10種それぞれの陸上競技の専門的な解説もおもしろい。

また、万吉が10種それぞれ日本記録保持者と闘う、特訓、デカスリートバトルなど
マンガならでの展開もあり、話もテンポ良くすすむ。

登場する個性的ライバルの登場、そして、熱いバトルが10種競技でくりひろげられる。

万吉とかつての恋のライバルでもあった元サッカ-選手の嵐寛、
万吉に憧れる気弱なイギリス選手クリストファー、
一発必中をむねとする、闘う砂漠の戦士ナフード、
人格者であり、あらゆる面で優れる10種世界記録保持者ダン・オブライエン。

最終の決選部隊となったアテネの世界選手権では、ライバルたちが命をけずるような
肉薄した闘いをくりひろげる。

一方、万吉はアテネでの、そんなは君熱した試合のさなかでも、気の強い民法テレビ局アナウンサー
桐山アキコと、ギリシャ美人カテリーヌの二人に熱をあげる、
そんなおバカで憎めない主人公キャラクターが物語の最後まで印象的だ。

まいっちんぐマチ子先生-中古本屋さん立ち読み日記-

まいっちんぐマチ子先生ってどんな漫画?

あらま学園の担任になった「麻衣マチ子」がクラスメイトのケン太君らにセクハラ受けて「まいっちんぐ?!」のポーズを取るのはお約束だが、それ以上 に生徒 思いのマチ子先生の生徒達への愛情やマチ子と関わる先生達の絡みがまた不思議と心温まる作品です。昔の学園ドラマそのものの。どこでハレンチな出来事があ るのかがポイントとなってます。予測できるけど、それもまた嬉しい読者サービスな漫画。

まいっちんぐマチ子先生のコミックを読んでみて

マチ子先生って露出狂なのかと思えるシーンが非常に多いです。どうしてこういうシチュエーションでエロいことになるの?という展開にいつもドキドキハラハラしております。

山形先生の扱い方がひどいんだけど、その運が悪い山形先生の描き方はみていて同情したくなります。
教師なのに、こんなコミカルな教師もいるんだと思うと少し大人目線の私達も肩の力が抜けます。

亀吉やケン太くん、ヒロミやテンコなどクラスメイト達とマチ子先生の絡みはエロ無しで考えると普通の当時流行っていた学園ドラマです。

ここでケン太くんの「ターっち!」やマチ子先生の「まいっちんぐ?!」などの絡みがあるからこそエロコメディ漫画として成立してるんだと思います。
えびはら先生いわく、わかりやすく皆が興味を持ってくれるキャラを描いているとのことなので、登場人物もストーリーも単純で、お約束シーンありの水戸黄門にも近い何かしら感じました。

コミックではそんなに発行されてませんが、アニメ版よりエロいという意味で発行も制限されたのかなと思います。学園ドラマなコミカルエロ漫画としては断然アニメ版をオススメします。
主題歌の良さわかりやすさは必見です。
あらま学園だけに校長も教頭も、一癖二癖あるし、アニメ版に登場するゲストらもエロいけど一癖二癖あるキャラ達が登場し80年代のドタバタな展開がサクサクとみていて気持ち良いと思います。
今ならあり得ないエロチックな表現もハレンチ学園と並んでまいっちんぐマチ子先生もOKされてた時代なのでレアな漫画です。

烈火の炎-中古本屋さん立ち読み日記-

烈火の炎ってどんな漫画?

普通の高校生として土門と喧嘩しながら仲良く暮らしていた烈火の前に現れた影法師という謎の女性、そして佐古下柳の治癒能力を知った烈火、烈火の兄 と名乗 る紅麗。烈火らが誘われた裏暗殺武術大会での森の野望とは何か!烈火と紅麗と影法師中心にストーリーは展開しそこでバトルを通じて分かり合える友情とは何 か真の黒幕とは誰かを烈火は知ることになる。

烈火の炎のコミックを読んでみて

烈火の炎の序盤から中盤までは裏暗殺武術大会で紅麗とのバトルが終了までを描いており、武術大会が終わるまでに烈火に宿りし八匹の竜がどんどん増えていき、しかも烈火がピンチの時に新しい竜に開眼するのがポイントです。

中盤以降のストーリーは、敵であった双子姉妹も再び敵として登場したり森が真の黒幕であることがわかります。

しかしかつての最大の敵である紅麗がまさかの烈火達のピンチや柳が森に吸収される大ピンチに現れる意外性に感動します。そこからの紅麗や影法師が現代から消えてしまうシーン、影法師の夫の幻とセリフ、小金井の最後の選択とクライマックスにふさわしい感動があります。
最後のどんでん返しは涙必須です。

また烈火のレギュラー仲間達との交流やレギュラーらの試合がいつもワクワクさせられます。
特に石島土門なんか絶対負けそうな相手ばかりと戦い、なんらかのミラクルが起こるのでその勝ち方がラッキーマンみたいで興味津々でした。

レギュラー仲間の水鏡や風子らの成長も烈火だけが成長してるんじゃないと読んでいてわかります。

魅力的なキャラや必殺技のオンパレードに感動しっぱなしです。麗も裏麗も暗殺集団として登場しますが、ジョーカーとか雷覇とか敵なのか味方なのかわからないキャラも謎めいてかっこいいのです。

基本レギュラーキャラは死にません。準レギュラーキャラやバトルを通じて烈火と友情で結ばれだけが仲間達も基本死にません。
ただし後半で紅麗倒した後のストーリーではジョーカーとか藤丸は死んでしまいます。

あまり死ということはないので、予想以上に爽やかなアクション漫画として楽しむことができます。

王家の紋章-中古本屋さん立ち読み日記-

王家の紋章ってどんな漫画?

主人公が神秘な力ナイル川に流されて紀元前3000年前にタイムスリップ。そこで当時若きファラオに出会いお互いを愛する様になり華燭の婚儀を上げた物語

王家の紋章のコミックを読んでみて

連載は30年続いています。私が作品を読み始めたのが小学校5年生からでした。作品の内容は若きファラオには血の繋がっていない義理の姉がいて当時 は姉弟 関係で結婚することが出来ていた。しかし主人公の21世紀の叡智によってコブラに噛まれたファラオを救い出した。その影響で姉弟で結婚するのは血縁関係を 守るためと姉との婚約を破棄主人公との結婚を望むようになる。主人公は21世紀では珍しくない金髪・白い透き通る肌を持ちそして21世紀ではカイロ学園で 考古学の勉強をしていたため市民からは「ナイルの姫」と言われるようになる。エジプト以外でも彼女の珍しい風貌をみてヒッタイト・バビロニア・アッシリア などが彼女を略奪しようと企む。特にヒッタイトの王子は主人公に一目惚れエジプトに自分の腹心の召使を忍び込ませ常に彼女を守るようにしていた。主人公の 優しさに触れると彼女を自分のものにしたくなる各国の王はあの手この手で彼女を襲うがその度にファラオが先頭になって彼女を助けに行くことになる。各国の 王だけでなく王女もファラオを狙っていた。来客としてエジプトに行き女性の様な風貌で勇猛果敢の王と噂が流れてエジプトに訪れた王女達もファラオに夢中に なってしまう。二人は各国の罠にはめられたりしても助け合いお互いの愛情を確かめ合うようになる。その度彼女を助けに行くファラオの思いが実り主人公は ファラオの子を身ごもることになる。その後罠にはめられた主人公は失意のあまりナイル川に身を投じ現代へ帰ってことに。現在文庫本は59巻近く過去にはア ニメビデオ・LPレコード・がありました。私自身この作品が大好きで新刊が出たらすぐ文庫本を買いに行きます

スラムダンク-中古本屋さん立ち読み日記-

スラムダンクってどんな漫画?

桜木花道は、中学時代に五十人の女の子に振られた経験を持っていた、そんな花道が湘北高校に入学すると、「バスケットははお好きですか」と赤木晴子 にバスケット部への入部を進められる。初めは、晴子目当てであった花道だが次第にバスケの魅力に引き込まれ、バスケットマンとして成長していく

 アニメにもなった漫画で、一大バスケットブームを巻き起こした有名な作品です。学生が読んだらきっと、バスケットマンになろうと思うでしょう(笑

スラムダンクのコミックを読んでみて

この作品の魅力は、何と言っても、王道を行ったスポーツ青春マンガである点につきると思います。主人公桜木花道・キャプテンの赤木・ガードの宮城・ 天才流 川・元不良の三井・副キャプテンの小暮など、個性的なメンバーが、時には対立しながらも、性格は全くバラバラだけど、インターハイ優勝へ向けて、努力して いく様子を丁寧に描いていきます。一つの共通の目標へ向けて、みんなで切磋琢磨し合いながら、努力して、それを、試合でぶつける、そういう学生スポーツ独 特の高揚感をこの作品以上に見事に描ききっている作品を僕は知りません。また、漫画的なビジュアル表現でも、画期的なことをした作品でもあります。特に、 インターハイ出場のかかった綾南戦のラストシーンで、一話丸ごと台詞なしで絵だけで、表現する場面は鳥肌が立ちます。あえて、台詞をなしにすることで、ス ポーツを観戦している時の、周りの音も時間も忘れて、試合の動きだけがスローモーションのように鼓膜に焼き付いている感覚をヴィジュアル的に見事に表現し ていて、全巻を通してみても、最も印象的です。作品の最後が唐突に終わりますが、読み終わったとき、続きを読みたいという気持ちがわき上がってくる名作で す。

BLEACH-中古本屋さん立ち読み日記-

BLEACHってどんな漫画?

霊感の強い高校生黒崎一護がある日妹たちがホロウと呼ばれる化け物に襲われる。そのピンチに死神朽木ルキアが登場する。妹たちを助けるためにその死神の力を吸い取り、刀を用いてホロウを倒し、みんなを守るため修業し強く成長していくマンガです。

BLEACHのコミックを読んでみて

主人公黒崎一護のまっすぐで力強い言葉にぐっときます。正義感が強く、周りに支えられながらも強くなっていく姿に夢中になります。また、死神にはそ れぞれ 斬魄刀という刀をもっていて、その刀の種類も豊富で開放することで刀の形状が変化し、卍解するとさらなる力を発揮することができるなど、設定が細かいで す。鬼道というものもあり、詠唱も多数あります。主人公の設定は特に特殊で卍解ができ、ホロウ化ができるなど、いろいろな設定で見ていて楽しいですし、卍 解は特に見た目の形状が大きく変化し、キャラクターごとに違うのできっとこのキャラクターがかっこいいなど、お気に入りが見つかると思います。この漫画の 設定では現世で死んだ魂はソウルソサエティというところにいき、未練が残った魂は現世に残り(地縛霊)長時間いるとホロウになってしまい人間を襲うという ものです。霊感や幽霊、魂のいくところなどなかなか興味深い設定です。死神は通常の人間よりも長生きで、死神たちが住んでいるところも昔の日本のようでみ んな着物なので、すんなりと受け入れられます。また、死神のほかにもクインシーや特殊能力の持つものや主人公のように霊感が強く幽霊が見える人もいて、そ の人間たちの立ち向かう姿や会話が楽しいです。通常の人間には死神やホロウの姿は見えないが、義骸と呼ばれるものに魂を入れることで普通の人間のように生 活できるという設定もユニークで面白いところだと思います。その義骸に入った死神たちが現世で暴れる姿が特におすすめで、主人公の通っている学校に転校生 として複数人いっぺんに教室に入ってきたりとハチャメチャです。映画も多数出ているので、どれもおすすめです。

アニメあたしンち 情熱の赤い母、そして是が非~♪-中古本屋さん立ち読み日記-

アニメあたしンち 情熱の赤い母、そして是が非~♪ってどんな漫画?

タチバナ家には個性的な面々がいます。父はマイペースで、母は大雑把な性格で、二人とも九州出身です。二人の子供がいて、姉のみかんは高校生で、弟のユズヒコは中学生です。タチバナ家を中心に書かれていますが、それぞれを取り巻く事も書かれています。

アニメあたしンち 情熱の赤い母、そして是が非~♪のコミックを読んでみて

この本には前編、後編分けると、10個のお話が掲載されています。
どれも面白いですが、3個の感想を書きます。

「なんども確認」
母と、友達の水島さん、戸山さん、三角さんが出てくるんだけど、4人のやり取りが面白いです。
読んでいて、私もそういう事あると、共感する部分があって、自然に内容に入っていってしまいます。
私は戸締りしないで出かけた事はないのですが、鍵をかけ忘れる人が、以前身近にいたので、そんな事もあると思ってしまいました。

「みかん、あこがれの朝食」
私の朝食は、ほとんど軽い物で済ませています。
みかんがホットサンドを作ります。ホットサンドは、お洒落な印象があり、高校生だったら憧れると思います。
いつの日か、ホットサンドとサラダ。
そんなお洒落な朝食、私も食べたいです。

「うれし楽しや京都旅行っ」
前編と後編があります。
母と、友達の水島さん、戸山さん、三角さんが京都旅行に行きます。
私は、京都の街並み好きなんだけど、ずっと行ってないから行きたくなりました。
三角さんは結構上品な感じの人なんだけど、母は全然違う大雑把な所があるので、意外と良い組み合わせなのかなと思います。
水島さんは結構早とちりする所あって、他の二人にも話し、三人がかなり勘違いしてしまう展開があって、面白かったです。
最後は無事に収まって良かったです。

笑う大天使-中古本屋さん立ち読み日記-

笑う大天使ってどんな漫画?

Stミカエル学園という良家の子女が通う学校にいる、ちょっとお嬢様とはいいがたい三人の女の子たちが繰り広げるドタバタ劇です。シングルマザーの 母が亡 くなり、元伯爵家の父方に引き取られていた兄にめんどうも見てもらうことになった、頭脳明晰な司城史緒。大名華族出身の母を持つ斎木和音。そして、一大レ ストラングループ総帥のご令嬢更科柚子。みんなお嬢様なんだけど、お嬢様になり切れない、少数派な人間のお話です。

笑う大天使のコミックを読んでみて

なんといっても、お話の随所にきらりと光る教養がでてくること。そしてクスっと笑えるユーモアがちりばめられてることです。
少女漫画の中でも特異な漫画かもしれません。やんわり恋愛もあったりなんかして。でも、書きたいことは恋愛というよりも、三人の女の子が、自分たちのやりたいことをそれぞれの方法で見つけて、旅立っていく、その過程だったのかなぁと思います。
お嬢様だらけの学園で、お嬢様たち大多数の人間についていけない三人の少数派の苦しみとか、戸惑いとかをさらっと書いています。
与えられた環境はどうしようもないけれど、その中で、できること、楽しめることがたくさんあるよと教えてくれてます。
特別、絵がきれいとか上手とかそういうわけではないんです。たまに著者も自分の絵の能力に突っ込みを入れたりしていますから。
絵で見せるというより、読ませるマンガです。
少女がいかにして、自分を見つめ、自分の進路を見つけていくかは結構面白いはず。
いろいろ理屈をこねるより、まずは読んでみてください。
昔の漫画ですので現代の中高生には、ちょっと古臭く感じられてしまうかなと思いつつ、お勧めです。

zetman-中古本屋さん立ち読み日記-

zetmanってどんな漫画?

手の甲に円状のこぶを持つ、強靭な肉体を持つ少年ジンは、ホームレスであるものの大好きなじいちゃんと二人で平穏に暮らしていた。しかし、ジンとじいちゃんの前に異行の殺人鬼が現れ、ジンの生活は激変することになる。。

zetmanのコミックを読んでみて

科学技術が非常に発達した近未来の日本が舞台である。大企業「アマギコーポレーション」の極秘研究で生み出された新たな生命体「zet」と「プレイ ヤー」 が入り乱れてストーリーを作っている。zetとして作り出されたジンは、それを作り出した神崎博士と幼少期を過ごす、手のひらの円形のこぶを目印にアマギ の関係者が付け狙う。同じ研究から生まれた「プレイヤー」が活動を始め一般人を襲撃し始める。さまざまな、クリチャ―が現れて、ジンと死闘を繰り返す。ジ ンは戦いの中で多くの親しい人を失っていく。zetmanとして覚醒していく途中で多くの苦しみを味わう。アマギの社長御曹司「コウガ」は、一般人である が、正義のヒーローになることにあこがれていた。事件の現場で、ジンと出会い正義のヒーローになるには、力が必要であると実感し、強化装備をまとうことに より力を得ることを進めながら、ジンと関わっていく。しかし、絶対の力は、非情な精神が必要と理解し、残忍な行動をとりだす。ジンとコウガのやり取りによ りジンがzetとして覚醒していく。ジンのzatとしての本当の覚醒がどのような結末になるのかが興味深い。また、プレイヤーの集団エルボの幹部たちの関 わりも興味深い。プレーヤーを管理し、一般社会で目立たなく生きていくことを目指していたが、ジンの影響力により裏返りという変形が始まった。一般社会で 突然、変形してクリチャ―となり人を襲いだす、今の社会でもたびたび事件といわれていることが発生するので、感覚が同化するように感じる。エルボの幹部 は、裏切ったプレイヤーの粛清を始める。そのような中でジンとコウガは出会い戦い、生きていく。